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2009年9月13日 (日)

貨幣供給内生説vs貨幣供給外生説

「マネタリストは、中央銀行がマネー・サプライをコントロールできると考えている。中央銀行がマネタリーベースを増減させれば、「マネタリーベース→貸出→現金保有分を除いた預金→預金準備を除いて貸出・・・・・・・」という信用創造のプロセスを通じて貨幣乗数倍のマネー・サプライになるのである。このマネー・サプライの考え方を「外生説」という。

 一方、マネー・サプライは銀行の貸出行動を通じてしか増加させる事が出来ない事に注目した考え方を「内生説」という。上記の信用創造のプロセスを見れば明らかなように、銀行が貸し出しを見いだせない場合は、プロセスは途中で切れる。つまり、いくら買いオペレーションなどを行いマネタリー・ベースを増加させようとしても、銀行が貸出先を見出せないときには、中央銀行に預けられるだけなのである。

 ケインズが貨幣数量説から抜け出したことを重視するケインジアンーポストケインジアンーは、「貨幣量の増加→実物需要の増加」の直接的経路を否定する。貨幣供給の内生説は、このケインズの考え方に対応していると言える。」

 『市場主義のたそがれ 新自由主義の光と影』根井雅弘、中公新書

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